映画第3弾で、テレビドラマも放送中ということで、大人気コンテンツです。
先日の『Cloud クラウド』もそう、邦画の銃撃戦は面白い!
今作も面白かったですが、私は最初に見た一作目が一番好きかな…。
2よりもアクション多かった!
目次
殺し屋協会に所属するプロの殺し屋コンビ、杉本ちさとと深川まひろは、出張先の宮崎県で早々にミッションをこなし、バカンス気分を満喫していた。ちさとは今日がまひろの誕生日であることに気づくが、次の殺しの予定が入っているため誕生日プレゼントを用意する時間がない。ちさとは内心の焦りを隠しながら、チンピラを1人消すだけの簡単な仕事のため、まひろとともに宮崎県庁に向かうが、そこで謎の男がターゲットに銃を向けている現場に出くわす。その男の正体は150人殺し達成を目指す一匹狼の殺し屋・冬村かえでだった。
ちさととまひろの仲が良すぎる
仲が良くてどこが悪いのかと言われそうですが、常にべったり仲がいいよりも、少しケンカや行き違いがあった方がアクセントになっていいのかも、という印象でした。
その点で、一作目が関係性として私は好きでした。人間関係がうまくいかないまひろがちさとに苛立つところとか、とても好きでした。
一作目で関係性が確立されてしまったのでしょうが、同居して出張先での遊びも一緒とか新婚夫婦みたいでうーん…という感じ。
もうしばらく凸凹感を引っ張ってもよかったかも、とは思いました。
池松壮亮さんがやはりすごい
殺人鬼としての雰囲気も怖かったですし、めっちゃ動いていて、本当になんでもできる方だとまたまた感心しました。
フィギュアスケートのコーチ役の時も感じたのですが、体幹がしっかりしていて立ち姿が全くブレないんですよね。
少しくらい押してもよろけないだろうなという感じがあります。
個人事務所ながら2026年の大河ドラマも決まり、プライベートでは河合優実さんと交際…なんて輝かしい人生なの!?
前田敦子はどうだったかな…
最初のキレまくりから、二人に心を許すまでの振り幅が大きすぎて、あからさまなツンデレ感がちょっと気持ち悪かったです。
おそらくそういう風に描いているのだろうけど、酔って「神谷浩史と小野大輔のディアガールストーリーズ」(ラジオ)の話を始めたのも、灰原哀にあこがれていた話も、なんだか気持ち悪かったです。気持ちが微妙にわかるだけに笑。
さらに、ちさと/まひろの若さと切れ味に比べると、年長者なりの動きで、ちょっとモッサリして見えてしまいました。
まぁそれも狙いなのでしょうが、あまり得しない役だったかも、という気はしました。
伊澤彩織さんのアクション
第2作で少しアクションが少ないと皆さん思われたようですが、今作は世間の声を受けてかどうか、たっぷりありました。
伊澤さんは大変だったかもしれません。ただこれが彼女の真骨頂でもありますし、すごーく楽しませてもらいました。
やられそうになって、かなり怪我もする役でしたが、絶対に死なないと思いながらも「いやーん、かわいそう」とハンカチを握りしめて見ていた私は、どちらかというとまひろのファンなのでした。
人間関係が難しくてコミュ障な設定が共感しかありません。
逆にちさとのキャラクターが少し苦手になってきたかも…私の中では1、2、3と進むにつれてだんだん微妙になってきました。(でもまだ大丈夫です。)
物語はというと?
あまり練り込まれた話でもなく、150人殺しを目指す野良の殺し屋、冬村かえで(池松壮亮)との一騎打ち的な話で、少し物足りない感じがありました。
その分アクション、銃撃戦は見どころがあって楽しかったのですが。
最後にターゲットと語らうのは定番となっていくのかわかりませんが、毎回「話なんかしてないで早く殺ってちょうだい」と思います。一瞬でも隙を見せたらダメなんじゃないかと余計な心配をする母心。
まとめ
映画館でこのシリーズを見たのは初めてだったので、やはりアクションものはスクリーンで見るのがいいなぁと実感しました。
この先、シリーズが続くのかどうかはわかりませんが、なんだかんだ言ってまた見てしまうと思います。
この若い二人はとっくに死刑レベルの犯罪者なわけで、いつかこの仕事のことを真剣に考えることもあるのだろうか、と思ったり、思わなかったり。
そんな真面目な話でもないのかもしれませんが、このまま殺し屋稼業でいいの?とは思ってしまいます。
あまり百合っぽさを出さないでほしいというのは個人的な希望ですが、世間に需要は多いのでこれからも出してくることは覚悟しています。今後も楽しみにしています。