見たいと思いながら時が過ぎていましたが、9月からテレビドラマが始まり、3作目の映画も決まっているので、今から追いつきます!
なんかフレッシュな映画でした
目次
社会不適合者な殺し屋の少女たちが、社会になじむため奮闘する姿を描いた異色青春映画。高校卒業を目前に控えた女子高生殺し屋2人組のちさととまひろ。組織に委託された人殺し以外、何もしてこなかった彼女たちは、高校を卒業したらオモテの顔として社会人をしなければならない現実を前に、途方に暮れていた。2人は組織からルームシェアを命じられ、コミュ障のまひろは、バイトもそつなくこなすちさとに嫉妬し、2人の仲も徐々に険悪となっていった。殺し屋の仕事は相変わらず忙しく、ヤクザから恨みを買ったことから面倒なことに巻き込まれてしまい……。
2021年製作/95分/PG12/日本
配給:渋谷プロダクション
劇場公開日:2021年7月30日『映画.com』より引用
世間の評判を聞いて、多分面白いのだろうとは思っていましたが、予想を越えてきました。本当に楽しい作品。
女子高校生で殺し屋というギャップだけではなく「ゆるい会話、コミュ障、社会不適応」という設定と「キレキレのアクション、情け容赦ない殺人」のメリハリがとてもいいですね。
まひろ役の伊澤彩織さんをこれまで存じ上げなかったのですが、スタントパフォーマーと後から知り、なるほど動きが素晴らしいはずだと納得しました。
人付き合いがうまくできない(でも殺し屋)演技がとてもいい雰囲気を醸し出していて、妙に生々しかったです。
髙石あかりさん演じるちさとがまた好対照で魅力的なキャラクターであり、二人とも本当にかわいくて良かったです。
正反対の性格の二人が途中でぶつかり合うシーンもあり、アクセントが効いていました。
不必要な人まで勢いで殺してしまうところが、ちょっと引っかかったのですが、ここで今さら命の軽視などと言うのも野暮というものですね。
実際、社会不適合者と自分のことを思っている人は世の中にかなりの割合でいると思います。
人生などうまくいかないことの連続ですから「自分は社会に適合している!」と思う方が変わっているのかもしれません。
その少女たちが殺し屋ということで、共感からの「カタルシスや爽快感」が得られ、とてもうまくできているなぁと感心しました。
でも、殺し屋一本で生活できるなら、無理に社会生活を営まなくてもいいようなきもしますね。
そして私はなぜか「セーラー服と機関銃」を思い出しました(見ていないけど)。
今、2024年9月スタートのドラマの1話を見ながら書いていますが、忘れらんねえよTシャツを着ていて、また説教好きな田坂さんからネチネチ言われていて楽しいですね。
エンディングのお部屋が女子っぽくなっていて、少しイメージチェンジしたのかな? 以前の味気ないアパートの方が雰囲気があって良かったかも、とは思いましたが、人型サンドバッグは健在のようで、良かったです。
すでに人気ですが、この先もシリーズとして続きそう。
次は『ベイビーわるきゅーれ2ベイベー』を見ます。
それにしても、タイトルちょっとダサくないですか…狙っているのかもしれないけど、わるきゅーれって平仮名で書く古臭さが、若い人には新鮮なのでしょうか。監督さんはとても若い方のようですし。
おばさんはなんだかムズムズするのでした(笑)