昨日『ベイビーわるきゅーれ』を見て感想を書き、今日『ベイビーわるきゅーれ2ベイビー』を見ました。
前作ほどではないですが面白かったです。しかし気づいてしまったことがあり、微妙な気持ちになりました。
一作目の方が私は良かったかな…
目次
組織からの依頼で殺しを請け負っている、ちさととまひろの2人は、ジムの会費、保険のプラン変更など、日々のお金に頭を悩ませ、いつものように途方に暮れていた。一方、殺し屋協会アルバイトの兄・ゆうりと弟・まことの兄弟もまた、お金の悩みを抱えていた。上からの指令ミスでバイト代はもらえず、正社員ではないため働いても満足した生活ができない。そんな現実を前に、お金が欲しい兄弟は、「ちさととまひろのポストを奪えば正規のクルーに昇格できる」という噂を聞きつけ、ちさととまひろの前にたちはだかる。
2023年製作/101分/G/日本
配給:渋谷プロダクション
劇場公開日:2023年3月24日『映画.com』より引用
前作での敵はヤクザで、人を殺しまくっていた二人でしたが、今作は格下のアルバイト殺し屋兄弟が敵で、バイオレンス度もかなりソフトになっていたような気がします。
一作目のヒットを受けて、何か方向転換したのかもしれません。
たとえば、意外にも女子人気が得られて「ちさまひ」などと呼ばれるようになったことから、二次創作や百合系の好きな方々向けに、舵を切ったのではないかな? と推測するのです。
部屋も可愛らしくなっていますし、顔を寄せ合ったりもたれかかったりするシーンも「ちょっと狙っているのかな」と気になりました。
レーティングはPG-12からGに下がっていますね。
一作目からさらに攻めてほしかった私としては、ちょっと残念でした。
まぁ、ヒットすることは非常に大切ですから、マイルドにして受ける要素を盛り込むのも仕方ないことではあります。
今作で面白かったのは本筋とは全く関係ない松本さん(渡辺哲)の菅田将暉の話と、宮内さんが田坂に言い放った言葉「骨の髄まで奴隷根性がしみついている」です。ここだけは思わず笑ってしまいました。
たとかに溺れるナイフの菅田将暉はビジュ爆発ですよね。中身が女子の松本さん、話が合うかと二人に声をかけたのでしょうが、相手が悪かったところがかわいそうでもあり可愛かったです。
ちなみに菅田将暉が紅白で着ていたメゾン・マルジェラのニットは15万円! 編めそうだけどなぁ。
一作目で注目した長説教の田坂さんが重要な役で登場していて、嬉しかったのですが「もう前面に出してきたの!?」とという驚きもありました。もう少しチラ見せを続けて温存しても良かったような気もします。
前半、銀行強盗も痛めつけるだけだし、ちょっとゆるすぎるかなと感じたものの、後半はまひろのアクションが炸裂して引き締まりました。
最後に兄弟を撃ち殺すところは、やはり情け容赦なしということで、良かったのではないでしょうか。
仲良くなってもし助けたらがっかりするかも、と思っていたので、さすが殺し屋と安堵しました。一応仲間内から依頼された仕事ですからね。
3作目がどうなるか少し不安ですが、あまり過度な期待はしないで見守ろうと思います。