ドラマは2周ほど見て、原作は未読、映画の情報は「転勤話が出る、のかな?」(それは上の映画サイトにも載っているのでOKですよね)ということだけ知っている状態で観に行きました。
観ると決めたものはできるだけ早く行かないと、どんどんモチベーションが下がっていくので公開初日に突撃。平日の昼間ですが、かなりお客さんが入っていました。
前半のお話があってからの、後半の進展がかなり早く「え? そうなの? もうそうなるの?」といい意味で、心が追いつくのに一生懸命になりました。ドラマは割とゆっくり進展していて、もどかしいなと思うくらいでしたからね。
今回の見所は安達(赤楚衛二さん)の成長でしょうか。ドラマ〜映画途中までの彼とはずいぶん変化して、とても頼もしくなりました。どちらかというと優しく気が弱い安達を黒澤(町田啓太さん)が支え励ます図式でしたが、転勤での件を乗り越えてからは逆転したような感じで、とても強くたくましくなりました。愛って人を強くしますよね。
私は基本的に「BLはファンタジー」としてとらえています(真面目に)。チェリまほは登場人物が基本的に皆さん素直で、ひねくれた人、意地悪な人がいないんですね。心を読まれても大丈夫ないい人ばかりです。そんな世界は普通ないです。みんなたいてい心がドス黒い。そこがまたファンタジックであり、そんな皆さん全員が笑顔のラストで、本当に良かったね!! と癒やし満点でした。本当に心が洗われましたよ
たったひとつ「おや?」と思ったのは、私が完全に彼らの親世代になっちゃってるということです(お母さん役の榊原郁恵さんと松下由樹さんの間に位置)。
なんなら安達と黒澤の同期ぐらいの視点で今までずっと見ていたわけでして(私=藤崎さん)それはおっそろしい勘違いだなと深く反省しましたコワイコワイ…
そうか…息子がもし安達や黒澤を連れてきたら…なんて、初めて想像してみたりもしました。うーん、嬉しくてキャッキャするかもしれません。まぁイケメンでもそうでなくても、男でも女でも、年がどうでも、広い世の中で心が通い合う相手が見つかるというのはミラクルですからね。いいんですよ全然。仲良きことは美しきかな、です。
やさしい気持ちになりたいな、という方におすすめする映画です