↑ティミーの左下の女性二人、どちらがヒロインに見えるか?っていう話
『DUNE 砂の惑星 Part2』の評判が非常に良いので、失礼ながらそれを見に行くための「予習」として見ました。
分かってはいましたが、これは本当に映画館、特にIMAXで見なければ、良さが伝わってこない作品でした。
目次
人類が地球以外の惑星に移住し、宇宙帝国を築いていた西暦1万190年、1つの惑星を1つの大領家が治める厳格な身分制度が敷かれる中、レト・アトレイデス公爵は通称デューンと呼ばれる砂漠の惑星アラキスを治めることになった。
アラキスは抗老化作用を持つ香料メランジの唯一の生産地であるため、アトレイデス家に莫大な利益をもたらすはずだった。
しかし、デューンに乗り込んだレト公爵を待っていたのはメランジの採掘権を持つハルコンネン家と皇帝が結託した陰謀だった。やがてレト公爵は殺され、妻のジェシカと息子のポールも命を狙われることになる。
2021年製作/155分/G/アメリカ
原題:Dune
配給:ワーナー・ブラザース映画
劇場公開日:2021年10月15日
解説動画をいくつか見てから鑑賞しました。
分かりにくいとされる幾多の固有名詞など、把握してから見るとよく理解できて良かったです。
ただ、配信で見るのは、正直な話、厳しかった…。
台詞が少ないため画面を注視するものの、暗くて何が起こっているのかわからない場面が多数。
砂漠が舞台で単調な色彩にならざるを得ず、途中で眠くなってしまい、2回ほど中断して仮眠。
もともと2時間半もある映画のため、見終わるまで昼寝込みで4時間くらいかかってしまいました。
消化試合になることは予想していましたが、IMAX専用カメラで撮られたものはIMAXで体感しないと良さが伝わってこないものだなぁ…という気づきがありました。
砂粒や暗がりも、鮮明な画像で見られたのでしょうね。
台詞が少ないのも、画で見せる、分からせる、という意図なのかもしれません。
キャストは、ティモシー・シャラメがとにかく良くて、冒頭の少年らしい姿から、若き王として成長していくところが、見事です。
『君の名前で僕を呼んで』の頃と比べると、ちょっと骨ばって大人の顔になってきた感はありますが、どんなに画面が小さくても断言できる美しさでした。
写真だけ見ると割と普通に見える人なのですが、動いて話すと、何だかすごくいいんですよね。
立ち居振る舞いやら、まとっている雰囲気やら…人気があるのもわかります。
この映画もティモシー・シャラメでなかったら華に欠けたでしょう。
そんな中でひとつ気になったのは、ジェシカでしたっけ…あのカーチャン出過ぎではないか?ということ。
原作があるので仕方ないのですが、息子と母親がベッタリみたいな感じがちょっと気持ち悪かったです。
ジェシカが少し若すぎる感じもする…と思ったら、実年齢が12歳しか違いません。
一緒にいると恋人同士に見えなくもないです。
ですから、チャニが出てきても、正直母親の方がキレイに見えてしまいました。
次回作でどのようになるのか心配と楽しみが半々です。
できればお母様には早々にご退場願いたいです。
この2年の宿題であったDUNEをようやく見られて、内容よりも達成感にひたりました。
ティモシー・シャラメなのに、なぜ当時見なかったのか、今となっては思い出せませんが、やはり映画も縁だなぁと感じます。
DUNEはここまでが序盤、次回からが本編ということで、Part2こそはIMAXで見ようと思います。
原作はかなり長い小説で、どこまで作ってくれるのか知りませんが、壮大なシリーズものにして欲しいと心のなかでは願っています。
アトラクション的な映像体験ができる映画も大切ですからね。
それではまた次の映画で!