『デッドストリーム』映画感想文・面白いのに睡魔にやられ…悔しい思いをしました

かなり面白いのに睡魔に勝てず寝てしまいました。

そうなってしまったのは理由があるのですが…言い訳してもいいでしょうか。

キーアートはなかなかいいと思います!

あらすじ

炎上系配信者として人気を集めていたショーン。過激すぎる企画が原因でアカウントを停止され、スポンサーやファンから見放されてしまう。配信者としてすべてを失ったショーンは名誉挽回をかけた企画として、ある廃墟でのライブ配信を決行する。深い森のなかにたたずむその廃墟は、かつて何人もの住人を死に追いやったといわれる、いわくつきの館だった。ライブ配信を盛り上げるために館内を荒らしてまわり、視聴者のコメントにあおられて挑発的な行動を繰り返すショーンは、やがて触れてはならない何かを呼び覚ましてしまう。

2022年製作/87分/PG12/アメリカ
原題または英題:Deadstream
配給:S・D・P
劇場公開日:2024年8月16日

『映画.com』より引用

感想(ネタバレ含む)

主観ショット(POV)ホラーと聞いていたので、カメラ酔いしないか少し心配な映画でした。

『カメラを止めるな!』や『ブレア・ウィッチ・プロジェクト』を家で見ていても酔うほどなので、大丈夫かな…と思いながら、恐る恐る薄目で字幕を読んでいました。

シャッターが2/3くらい下りた状態という感じでしょうか。

そのうち、全面的にシャッターが閉まってしまいました。

ジャンプスケアで大きい音が鳴るたびに目が覚めて、ショーンが幽霊だかゾンビだかと戦っている場面を確認し、また眠くなり…それを何度か繰り返しました。

そのためどんなストーリーなのかいまひとつ分かりませんでしたが「しっかり見ていたら面白い映画」と認識できました。

ファンと思しき若い女性がいつのまにか(肉体のある)幽霊になっていたり、身体の一部を生贄に捧げるとかで指を切り落としたり、しっかり見ていないせいかもしれませんが、不可解で面白かったです。

一旦館から逃げられる状況になったにもかかわらず、視聴者が多いと知って再び館に戻っていくあたりが、さすが迷惑系YouTuberの貪欲さだと感心しました。

ショーンは超怖がりの割には勝てると踏めば急に厚かましくなり、その調子の良さがいかにもなタイプに見えたのが面白かったのと、視聴者のコメントが妙に冷めていて、ショーンを小馬鹿にしているのがツボでした。

時々、場内からオジサンの大きな笑い声が聞こえ「いいな〜楽しそうで!!」と羨ましくなりました。

思わず笑い声が出るほど映画館で笑ったことはないんですよね。

それで、ホラーとして怖かったのかどうかで言いますと、ほぼ怖くはありませんでした。

最後にみんな出てきて、わ〜っとなるのはお約束なのでしょうね。

8時だョ!全員集合みたいなほっこりした懐かしさを感じました。

こうして息絶えたショーンですが、後に行方不明者として捜索願が出されました。

あれ? 途中で自分の居場所を叫んでいませんでしたっけ?

みんなどうでも良くて聞いていなかったのかもしれませんね。

それだけ迷惑系YouTuberはバカにされているというか、何も信頼されていないんだなと分かった作品でした。

ショーン自身は割と茶目っ気があって、まぁちょっとバカではありますが、憎めない存在としていいキャラでした。

ただ、冒頭に監督の妻と二人で登場し茶番を演じたのは、少し余計だったかもしれません。

音が聞こえるとか、何かに足を引っ張られて騒ぐとか、これから始まる映画にかなり不安を感じましたね。

まぁ、ノリが良くて楽しい人には楽しかったと思います。

幸い全く酔わなかったので、その点だけは良かったかな。

POVは今後見るかどうかよく検討しようと思います。

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