先日見た『アングリー・スクワッド 公務員と7人の詐欺師』が『オーシャンズ11』みたいだと言われていて、そういえば見ていないなと思い配信で鑑賞しました。
確かに近い気はしましたが、ケイパー映画とはそもそもこういうものなので特に気にはなりませんでした。
娯楽作品として気楽に見られる、とても楽しい一作でした。どの時代でもブラピはカッコいいな〜。

豪華過ぎる顔ぶれ
目次
「トラフィック」のスティーブン・ソダーバーグ監督が、ジョージ・クルーニー、ブラッド・ピット、ジュリア・ロバーツら豪華キャストを迎えて描いたクライムエンタテインメント。フランク・シナトラが主演した1960年の映画「オーシャンと十一人の仲間」をリメイクし、11人の犯罪プロ集団による史上最大の現金強奪計画の行方を描く。4年間の服役を終えて仮出所した凄腕の詐欺師ダニー・オーシャンは、前代未聞の犯罪計画を企てる。それは、ラスベガスの3大カジノの現金が集まる巨大地下金庫から1億6000万ドルを盗み出すというものだった。まずは旧友ラスティを仲間に引き入れ、スリの天才や爆発物の専門家、曲芸師など各分野のプロフェッショナルたちをスカウトしていく。本作の大ヒットを受けてシリーズ化され、2004年には「オーシャンズ12」、2007年には「オーシャンズ13」が製作された。
2001年製作/117分/アメリカ
原題または英題:Ocean’s Eleven
配給:ワーナー・ブラザース映画
劇場公開日:2002年2月2日
有名な作品ですが、2000年から20年間は子育てでとても忙しく、ほとんど映画を見られなかったので初見です。
キャストが豪華で、見たまま素直に楽しめて、良くも悪くもさっぱりしていて余韻が残らない。そんな娯楽作品でした。
印象的だったのは、全体的に感情抑えめでクールなこと。
一人一億円ぐらい手に入ったら「ヤッター!!」ぐらい言いそうですが、淡々と別れていくのがいいですね。
ダニー・オーシャン(ジョージ・クルーニー)の元妻への執着がちょっと惨めったらしい感じなのと、元妻テス(ジュリア・ロバーツ)の心境はちょっと理解に苦しむところがありましたが、現金強奪の手順の小気味よさはとても楽しめました。
テスはターゲットであるベネディクト(アンディ・ガルシア)の恋人になっていましたが、彼が自分より金を選んだことに失望し、元夫ダニーの元へ結局戻ります。
それがちょっとハテナでした。泥棒嫌だったんじゃないの? あんなにダニーを嫌がっていたのに元の鞘に収まったりして、常に男性がいないとダメなの? そして自分もベネディクトの財力が目当てだったのでは? などなど。
多少疑問があってもねじ伏せられるから美人って得だよね、という卑屈な気持ちになってしまいました(笑)
ブラピの安定したカッコ良さにほれぼれし、マット・デイモンがまだ可愛らしくて時の流れを感じました。
いろいろとうまく行き過ぎ、でき過ぎな感じもなくもないのですが、よくできた構成で最後まで飽きずに一気見できました。
ここでの学びは、悪事ではありますが、ひとりひとりが持っている力を発揮すると大きな仕事も成し遂げられる、ということでしょうか。
また、自分の仕事は責任を持つこと、マット・デイモンみたいに勝手なことをしてチームに迷惑をかけないことが大事、という、普通の仕事にも共通する学びがありました。「報・連・相」は大切です!
気楽に見られるので、続編もサラッと見てみようかと思います。ラストで後をつけられていたのも気になりますしね。