これは…!
いい意味でも悪い意味でも、今年見た映画の中で1番しょうもなかったです(笑)
面白くない、つまらない、不愉快、ひどい…いろいろな表現がありますが「しょうもない」が最も的確です。
人生には無駄も必要だなと感じた映画でした。

二人のやりとり、素人漫才みたいでちょっとイラッとする…
目次
世紀末を無事に乗り越えたイエスとブッダは、日本の四季折々を感じながら、福引を楽しんだり、お笑いコンビ「パンチとロン毛」を結成したりと、ゆるい日常を過ごしていた。そんなある日、2人のもとに招かれざる客が現れ、衝撃の事実を伝える。やがてそれは、神と仏と天使と悪魔が入り乱れる予測不能な戦いへと展開していく。
2024年製作/93分/G/日本
配給:東宝
劇場公開日:2024年12月20日(『映画.com』より引用)
今回、なんとなく嫌な予感がしたので、溜まっていたTOHOシネマズのポイントで鑑賞しました。
この映画に2000円払えるか?って言ったら正直、見た後から言うと払いたくありません(笑)
私はこの1年本当に真面目に愚直に映画を見て感想を書いてきたのですが、そんな努力は無駄だったのかも…と膝から崩れ落ちそうな気持ちになりました。
こんな映画でいいのか!?という衝撃。
途中までイエスとブッダのゆるい日常が描かれ、その微妙な掛け合いで笑わせようとしているようでしたが、あまり成功しているとは言えず、正直演者さんによるのかなぁと思ったりしました。
ちらっと出た山田孝之とか、賀来賢人はすごく上手いし面白かったので、脚本がイマイチでも面白くはできたかもしれないのですが、笑いは本当に難しいです。
神木隆之介、仲野太賀の組み合わせも個人的にはすごく良くて、もっと絡みが見たかったです。絶対に需要があるのに、あっという間に終わるし、佐藤二朗のところはやたら長いし、空気が読めないというか、気が利かないですよね。
後半の佐藤二朗のくだり、ものすごく長くて、あれを見せたかったのかなという気もしました。それで私、前にも言ったことがありますが、佐藤二朗が苦手なんですよね。
聴覚過敏があって、急に大きい声を出す人が怖いんです。それであの意味のないやりとりがずっと続くところが辛かったですね。まぁそれを面白いと思ってやってるんだからしょうがないんですけれど。
全体において、しょうもないことを作り手側もわかってやっているという確信犯的な感じでしょうか。
私はそんなに面白くはありませんでしたが、腹が立つほどではなかったので、まぁよしとしようかなっていう感じです。
腹が立ったと言えば、エブエブの時にこんな面白くないのはあり得ないと思ってめちゃくちゃ腹が立ったんですけど、幸い、あれほどではありませんでした。
ただね…この映画1本見るために時間を作って家を出てから帰るまで3時間ぐらいかかるわけですよ。それで普通は2000円払って楽しませてもらうわけですよ。
今作にそれだけの価値があったのかというと、ハッキリ言ってありません。人によっては友達や恋人と行くと微妙な雰囲気になってしまうかもしれないので、文句なしに楽しかったと言いたいなら『はたらく細胞』をオススメします。
一言で映画といっても本当にいろんなものがありますよね。年末にきてこんなにしょうもないものを見たっていう驚きがありました。福田雄一監督は面白い作品もあるのですが、ちょっと今回ハズレでした。
勇者ヨシヒコの最初の方とか、すごい面白かったのにな…。