『エスター ファースト・キル』感想文

応援上映が行われている映画館もあるようです。

なんでも応援すればいいってものじゃなさそうな気がしますが「エスターがんばれ!」確かに少し思いました。

まさかそのような気持ちになるとは想像していませんでした。邪悪VS邪悪、そんな話です。

結果的に「見なくてもわかります」そのように作ってあるので。

エストニアの精神病院→脱走→行方不明の幼女(4年後)になりすます→家族を全滅させる養護施設→養女となる→養母との戦いの末、敗れて死亡

『エスター』

『エスター ファースト・キル』

このような感じです。

前作において「養護施設の前に一家族を崩壊させている」と明らかにされていました。

そのため「どのように?」と楽しみにしていました(悪趣味)。

そこが明らかになってすっきりです。

今回意外だったのは、エスターが他者と対決し、かなりの窮地に立たされるということです。

あの、隙がなく賢いエスターも判断ミスをする。手ごわい敵が現れる。恋…そして例のごとく失恋。

などなど、人間らしい弱い部分がチラッと出てくるため、感情移入します。

また、お約束のシーンもあり、前作のファンを喜ばせます。

〈一例〉

・父親がポンコツ

・チョーカーは触っちゃ駄目

・夫婦の夜、目撃(のぞく)

・おじさん好みで惚れっぽいが、拒絶されると途端にキレる

・ストレスがたまると、トイレで暴れる…などなど

次回作もあるという噂なので、これらは「エスターお家芸」として踏襲されていくはずです。

前作『エスター』は子どもが演じていて、前日譚や続編が難しいのではと思っていました。

しかし、不自然さはほとんどなく、エスター役のイザベル・ファーマンは、何歳のエスターでも演技できると分かりました。

よって、これからのエスターの活躍も楽しみになってきました。

私としては、ぜひ入院に至るまでの経緯を映画にしてほしいです。

今作、私は病院の美術がとても不気味で良かった!と感じました。

暗くて、清潔感がなくて、お化け屋敷のセットのようです。

ほどなく脱走するので、使われたのは序盤のみ。少々もったいない気がしました。

次回以降は

・どこで生まれて、どのように育ったのか、なぜ入院させられたのか。

・首と手首の傷あとはどのようにしてできたものなのか。

まだ明らかになっていないところがあるので、期待しています。

それに、映画なので何でもありとすれば、蘇ることも可能ですね。

怖さはあまりないのですが、少々残酷ではあるので、大丈夫な方だけごらんくださいね。

ちなみに、イザベル・ファーマン(26)さん、ホラーは苦手でジブリファンとのことです。かわいい…(*^^*)

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