【Disney+】『クルエラ』(2021)映画感想文・主人公が孤独か否かに注目

ディズニープラスで自宅映画鑑賞。

今年の作品が初月無料でもう観られるとはありがたいです。

悪役の生い立ちを描いた映画としては「ジョーカー」がヘビーかつ強烈なインパクトを残していますが、こちらは好対照と感じました。

次第に孤独を深めていくジョーカーとは違い、子どもの頃からの仲間がいたことがエステラの心を支えていたように感じます。

そのためどこか心温まる雰囲気もあり、徹底的なサイコパスとも言い難い。人間らしい苦悩や葛藤の末に到達した悪に思えます。

エマ・ストーンが非常にキュート。ファッション界の女帝をクルエラの姿で追い詰めていくさまは痛快でファッショナブルで最高にカッコいいです。そのシーンだけでも見る価値があります。

ブリティッシュ感がもう少し出ていてもいいかも…とは思いましたが、泥臭くならないよう、あえてほどほどに抑えたのかもしれませんね。

テンポの良さ、話のわかりやすさ、娯楽感。

親切設計ディズニー。

安心して楽しめる、間違いのない作品です。

 

今日は僕の話ないの〜?