「2週間限定公開」でYouTubeのオススメに上がってきました。
この衝撃ビジュアル…気持ち悪いけれど怖いもの見たさで鑑賞しました。
1973年とは相当昔ですよね!
目次
地球ではないどこかの惑星。その星には真っ青な肌に赤い目をした巨人ドラーグ族と、彼らから虫けらのように虐げられている人類オム族が住んでいた。
ある日、ドラーグ人の知事の娘ティバは、ドラーグ人の子どもたちにいじめられ母を亡くしたオム族の赤ん坊を拾う。ティバは赤ん坊をテールと名付け、ペットとして飼うことになるが……。
1973年製作/72分/フランス・チェコスロバキア合作
原題:La Planete sauvage
配給:ザジフィルムズ
劇場公開日:2021年5月28日その他の公開日:1985年6月21日(日本初公開)
『映画.com』より引用
これは切り絵アニメーション作品です。
紙に書いた絵を切り抜き、背景の上に置いて、少しずつ動かして撮影したもので、製作に相当の手間がかかります。
何年かけて作ったのか…その間ずっと、この絵と向き合っていたかと思うと、それだけでちょっとおかしくなりそうです。
そのような仕事は私には絶対に無理そうだと思ったのですが、映画を見ているうちに…慣れって恐ろしいものでドラーグ族(青い肌赤い目の巨人)は平気になりました。
反対にオム族(人間)の方が気持ち悪く見えてきたのが不思議です。
アニメーションとしての芸術性、評価は高い作品ですが、好みの問題で私は微妙。
シュールではあるけれど、絵がすごーく綺麗かと言ったらそうでもないからです。
ただ、物語は真っ当なSFであり、今見ると、それほど奇をてらったものではありません。
そのギャップは面白いと思います。
ドラーグ族とオム族が平和的解決をして、オム族が移住した星が地球だったというラスト。
丸く収まってめでたしめでたしなのですが、それではちょっと物足りないというか、もうひとひねり欲しいところでした。
物語と関係なく面白いと感じたところは…
・何の説明もなく見せられる、奇妙な動物たち
・なぜかいつも片乳を出しているオム族女性
・オム族を殺す自動発射型のガスが妙に長回し
・ドラーグ族のサイケデリックな食事と瞑想のお時間
・オム族の神秘的かつ奥ゆかしい生殖活動
・時代を感じる音楽
これは何???と思うようなものが次々と現れて、説明もないため受け入れるしかありません。そこが潔く、クールで好きです。
一度見たらもういいかな、という感じなので、今後オススメに上がらないように何か対処しようかと思います。
Xにシェアするとキーアートで怖がる方がいらっしゃると思うので、一旦画像なしで投稿してから、後で画像入りを更新することにします。
手間がかかりますが、これのせいでフォロワーが減ったらとても嫌なので(笑)
好むと好まざるにかかわらず、クリエイターは経験として見ておくととてもいい作品。
寝る前には刺激が強くて夢を見るかもしれないので、ぜひ日中挑戦してみてください。
といってももうすぐ終了かな? U-NEXTでは見られそうです。