2014年リリースの人気ゲームの映画化です。そのため、お客さんは若い方が多かったです。
本来なら私の鑑賞リストに入るかどうか…『ブラック・フォン』『ミーガン』のブラムハウスだから見ようかな、という程度の興味でしたが、子どもが絶対に見ると言うので、それなら色々教えてもらおう! と行ってきました。
目次
弟が謎の失踪を遂げ、事件の悲しい記憶から立ち直れずにいる青年マイク。
妹アビーの親代わりとして生計を立てるため必死に仕事を探す彼は、廃墟となったレストラン「フレディ・ファズベアーズ・ピザ」の夜間警備員として働くことに。
「モニターを監視するだけ」という簡単な仕事のはずだったが、妹を連れて深夜勤務に就いたマイクは、かつてそのレストランの人気者だった機械仕掛けのマスコットたちが眼を怪しく光らせながら自ら動き出す姿を目撃。
マスコットたちはかわいらしい姿から一転して凶暴化し、マイクや廃墟の侵入者を襲い始める。
2023年製作/109分/G/アメリカ
映画.comより引用
原題:Five Nights at Freddy’s
配給:東宝東和
劇場公開日:2024年2月9日
まずホラーを期待して行くと、全然怖くはないので注意です。気ぐるみたちも、元々ピザ屋さんのマスコットキャラクターなので、可愛いだけです。
半目は可愛いですよね。古いからまぶたが下がっているのかな?と思ったり。
分かりやすく言うと、子どもの幽霊が気ぐるみを着ているようなイメージ。中に子どもの死体が入っていて、幽霊が動かしているという感じ。元の子どもたちもマイクの夢の中に出てくるので、ちょっと悲しいです。
彼らは80年代の産物なので、演奏する曲が古いです。
私は歌えるくらいよく知っている曲で、1983年のザ・ロマンティックス「トーキング・イン・ユア・スリープ」でした。当時すごくヒットしました。
ザ・ロマンティックスは、この一曲しか知らないので、もしかすると唯一のヒット曲とか、一発屋の可能性も。
歌詞が子ども向けとは思えず、睡眠障害持ちのマイクに合わせたもののようですが、何にせよ微妙な曲を持ってきたなぁ…とニヤニヤしました。
物語はゲームのことを知らなくても、意味は分かるしそれなりに面白いです。
主人公マイクと妹アビーの成長物語やミスリードもちょっとあり、きちんと作られていました。
ただ、警官のヴァネッサが、終盤お腹を刺されて絶対に死んだと思ったのですが、助かっていてびっくりしました。その後しばらく放置されていたし、あれはさすがに無理だと思う…。
相当裏ネタが含まれているそうで、これらはゲームをプレイした人か、配信でゲーム実況を見ている人か、パンフレット(かなり詳しい)を読み込むかしないと、わかりません。
知っていると何倍も面白そうです。
キャラクターの再現度はかなり高く、造形は完璧だと、子どもは言っていました。
この辺は特に大切な部分。再現度はわからなくても、セサミストリートのスタジオが制作しているのでまず間違いなしです。
最後に、グッズが想定の十倍くらいの値段です。「なんでこんなに高いの!」と叫びました。ちっちゃいのが数千円とかでした。海外のものだから高いらしいのです。
それもたくさん買っている方がいらして、今はもうグッズもパンフレットも、入場者特典のステッカーもないようです。
やはり人気があるんですね、私の知らない世界はまだまだあるんだな〜と思いました。
最後にバルーンボーイが次回作の暗示をしていて、聞くと続編が作られることが決まっているらしいです。楽しかったので、ぜひまた観に行きたいと思います!