『デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 前章』映画感想文・物語は面白かったです

幾田りらさんとあのちゃんの声が良く合っていて、しかもお上手でした。

物語も面白く、後章が楽しみです。映画館で見るかどうかは分かりませんが。

あらすじ

3年前の8月31日、巨大な宇宙船「母艦」が突如として東京に襲来し、世界は終わりを迎えるかに見えた。その後、絶望的な状況は次第に日常に溶け込み、上空に母艦が浮遊する異様な光景が当たり前となっていた。そんな中、女子高生の小山門出と「おんたん」こと中川凰蘭は、担任教師の渡良瀬や仲の良い友人たちとともに何気ない学生生活を送っていたが……。

2024年製作/120分/日本
配給:ギャガ
劇場公開日:2024年3月22日

『映画.com』より引用

感想(ネタバレ含む)

序盤、女子高生たちのスカートがやたらと短くて、そのうち普通になっていったのが、なんとなく気持ち悪く、どういう意図なんだろう?と気になりました。

「つかみ」ってことでしょうか…まぁいいや。

空に母艦が浮かんでいることを除けば、日常系のお話がやや長く続きます。

しかし途中で、何をきっかけにしてかは忘れましたが、高校生から小学生時代に戻って鬱展開。

門出が行き過ぎた正義感から闇落ちして、小学生ながら自殺してしまいます。

高校生の門出とおんたんの関係性が、ただの友達よりも濃い絆があるように匂わせていたので、私は「魔法少女まどか☆マギカ」をふと思い出しました。

高校生の門出たちは、別の世界線を生きているのかなと思いました。

そのため、彼女たちの馬鹿話をしている何気ない日常が、とても尊く見えてくるのです。

冒頭に少し意味深なモノローグが入っていたのが気になっていましたが、いくつかのバッドエンドがあるとすれば腑に落ちます。

後編では、どのように宇宙人が関わってくるのか、どの世界線で終わるのか、とても気になります。

ただ、これは個人的な好みの問題でしょうが、キャラクターがあまり可愛くないように見えました。

萌え系とは言わないまでも、もう少し可愛くてもいいのではないかと思いました。

モブキャラなど、かなり悲惨な容姿で、ルッキズムがどうとか言われても仕方ないのですが、テンションが下がりました。

キービジュアルだけしか見ていなかったので、もう少しみんな可愛いのかと思っていたのです。

声の二人が実写で出た方がずっといいかも…と。

その中でもおんたんの兄である、中川ひろしはいいキャラクターをしていて良かったです。

声は諏訪部さんなので、太っていることを除けばとてもイケメンです。

後編で活躍するかどうかは微妙ですが。

後章が楽しみだと言っておきながらアレなのですが、観に行くかどうかは、まだちょっと分かりません。

その時に公開している映画次第です。

シビアですが、他にもっと見たい映画があればそちらを優先します。

マルチバースとかセカイ系みたいな話は本来好きではないので、そのうち配信などで、結果だけ分かればそれでいい…ような気も。

おんたんはイマイチだけど、声のあのちゃんは可愛くて大好きなので、後章でもがんばってほしいと思います!

予想は「地球が滅亡しても、別の世界線で平和な日常が続きました」なんて。

まさかそんなありふれた話じゃないですよね…。