超有名作品ですが、恥ずかしながら見ていませんでした。
長男が生まれた頃で、ここから子育てで20年分くらいの映画がゴッソリ抜け落ちています。
家でDVDを見てもアルコール依存だからほとんど記憶になく、この映画も見たっけ…?という感じなんですよね。
見たとしても覚えていないのだから、いろいろと時間の無駄でした。
↑キーアートはホラーみがあって怖そうです!
目次
死者の姿が見える少年と彼を担当する小児精神科医の交流を衝撃的な展開で描き、M・ナイト・シャマラン監督の出世作となったサスペンススリラー。これまで多くの子どもたちを救ってきた小児精神科医マルコム。ある夜、10年前に担当した患者ビンセントがマルコムの自宅を襲撃し、彼を銃撃した後に自ら命を絶つ。完治したはずのビンセントを救えなかったことは、マルコムの心に大きな影を落とした。1年後、マルコムは8歳の少年コールのカウンセリングを担当することに。コールは誰にも言えない秘密を抱えており、周囲に心を閉ざしていた。2人は交流を続けるうちに心を通わせていき、ついにコールはマルコムに秘密を打ち明ける。なんとコールは、死者の姿が見えるというのだった。精神科医マルコムをブルース・ウィリスが演じ、少年コール役を務めたハーレイ・ジョエル・オスメントはアカデミー助演男優賞にノミネートされ、天才子役として名をはせた。
1999年製作/107分/アメリカ
『映画.com』より引用
原題:The Sixth Sense
配給:東宝東和
劇場公開日:1999年10月30日
この作品は自分の考えていたものと全く違いました。子どもが出てくるイメージが全くなかったのです。
シックス・センスとセブンとオーシャンズ11と12モンキーズが仲間のような気がしていました。
…単なる数字つながりですね。
最後に驚きの展開があるという話だけは知っていたので、マルコムは最初に死んでいたのだろうな…と薄々気づいてしまいました。
そういう目線で見ると、いろいろと腑に落ちるところも多く、見ながら「あー間違いないな」と確信。
もしかして、それ以上の何かがあるのかも、コールくんも幽霊だとか!?
そこまで想像が膨らんでいたので、逆にオチは普通かなという印象でした。
どこで知ったのかは忘れましたが、何も知らないで見る方が絶対に面白いですね。
自分が死んだことに一年も気づかないものだろうか?とは思いますが、マルコム本人はずっと気づいていないようだったので、ちょっと驚きでした。
どこで少年のカウンセリング依頼を受けたのでしょうか? 後悔からくる本人の思い込みですかね?
ホラーというよりはファンタジー的。ヒューマンドラマの側面もあって、親子愛、夫婦愛、少年の成長物語、人間同士の交流など、さまざまな要素が含まれていました。意外と奥が深く、満足度が高かったです。
少年コールの成長が私には一番心に響きました。
内向的で友達もなく、母親とも心が通じ合わない孤独な少年だった彼が、マルコムとの交流を通じて成長していく姿がとても良かったです。
ラストの母親とのシーンも印象的でした。コールの母親もまたその母親との関係に悔いを残していたため、それが解消されたのは感動的でした。
しかしよく考えてみれば、人間は欲のかたまりなので、死んだ後も後悔からどんどん出てこられるとキリがないですし、ましてやコールのように希望を叶えるような行動を取っていると、幽霊が大勢出てきて大変なことになるでしょうね。
コールの将来が少し心配になります。イタコとか霊媒師になれたら職には困らないだろうけど、大変そうです。
ブルース・ウィリスは失語症、認知症により引退したので、もう見られないんだなぁ…そんなことも考えながら、しみじみと鑑賞しました。