これは! ものすご〜く面白かったです。
比べるのもなんですが、私としては昨日見た『シックス・センス』の数倍よかったです。
見ていない方はネタバレを一切見ない方がいいと思いますが、かなり前の作品なのでここでは普通に書きます。

目次
5人の前科者による犯罪計画の顛末を巧妙なストーリー展開で描いたクライムサスペンス。カリフォルニアの埠頭で麻薬密輸船が爆破されて27人が死亡し、現金9100万ドルが消えた。関税特別捜査官クイヤンは、ただ1人無傷で生き残った男キントを尋問する。6週間前、銃器強奪事件でニューヨークの警察に連行された5人の“常連容疑者”は釈放後に結託し、悪徳警官を襲撃して宝石を奪う。それを売りさばくためカリフォルニアへ向かった5人は、売人から新たなヤマを持ちかけられるが……。第68回アカデミー賞でケビン・スペイシーが助演男優賞、クリストファー・マッカリーが脚本賞を受賞。ブライアン・シンガー監督は本作で高く評価され、「X-メン」の監督に抜てきされるなど出世作となった。
1995年製作/105分/アメリカ
『映画.com』より引用
原題:The Usual Suspects
配給:アスミック
劇場公開日:1996年4月13日
映画の前半「現在と6週間前」が交互に出てきて、こういうのが苦手な私は分かりづらかったため、時々止めたり少し戻ったりして、確認しながら見ました。
正直、これ面白くなるのかなぁという気持ちもありましたが、夫が面白いと言うので、信じて継続視聴。
次第にカイザー・ソゼが何者なのか?というところに焦点が集まってきます。
私はキートンの恋人である女性弁護士じゃないかと思っていたのですが、残念。大外れでした。
男性のように見せてミスリードかなと思っていたのです。
まさかキートンと思わせておいて、キントだったとは…これにはやられたと思いました。
これもミスリードで、カイザー・ソゼのシルエットはキントのように身体が不自由には見えなかったし、二人が同時に存在しているように見えていたため、キントだとはわかりにくかったのです。
捜査官クイヤンの尋問に、スラスラと流れるように嘘を並べて、本物の悪人は違いますね。
ただ、警察署内の掲示物などから人物名を引用していたことを、最後クイヤンに気づかれてしまいました。
これはちょっと迂闊だったのではないかという気もします。
もしくは自己顕示欲か、警察に対する挑戦だったのでしょうか。
結構大きなことをした割には、クイヤンにヒントを与えるような言動をしているのが、ちょっと矛盾しているような気がしました。
話を作るのに必死で、固有名詞を拝借したのかもしれません。
回想シーンは全てキントの自己申告なので、結局どこまでが本当なのか嘘なのかは分かりません。
かなり人が死んでいるので、それは事実だとして、もしかするとキント=カイザー・ソゼが全てやったのかもしれません。
一方で瀕死の男を殺し損ねたりと、意外と穴があったようにも思えます。
私は、キントがキートンをリスペクトしている理由が何なのか?ということばかり気になって、まさか彼がカイザー・ソゼだとは想像もしていませんでした。
その設定すら、嘘だったということで、人間不信に陥りそうです。
最後にキントが足の不自由なフリをやめ、コバヤシの車に乗り込む秀逸なラスト。
見ている側もまんまと騙されて、気持ちがいいくらいでした。
回想シーンが全部口からでまかせかと思うと、もう一回見てみたくなりますね。
とても面白い作品でした。