「キングスマンのマシュー・ボーン監督の!」ということです。
そのキングスマンを全然知らないのですが…物語は面白かったです。
目次
スパイ小説「アーガイル」の作者エリー・コンウェイは、愛猫アルフィーを連れて移動中に命を狙われる。
エイダンというスパイに助けられるが、エリーの小説が現実のスパイ組織の行動を言い当てていたことが判明。
エリーの空想と、現実との境目が曖昧になっていく中、敵の先回りをするためにエイダンと世界中を駆け巡るエリー…。
2024年製作/139分/G/イギリス・アメリカ合作
原題:Argylle
配給:東宝東和
劇場公開日:2024年3月1日
こういう映画はあまり考えずにただ楽しめばいいので、あまり感想が語れず困惑しますが、頑張ってみます。
予告を見て、主人公エリーがスパイ活動か何かに巻き込まれててんやわんや(言い方古!)する話だと思っていました。
ところが、そのエリーの正体が実は…ということになり、彼女がどんどん覚醒していく様子が描かれていきます。
展開が二転三転して意外性に驚くのと、アクションシーンが派手で、見ごたえ充分。
これがキングスマン流ということなのかな? と鑑賞しながら思いました。
最近のCGの技術は本当にすごくて、おそらく多用していると推測されます。
あまり露骨にやるとしらけてしまうところ、巧みに使っているようです。
後から考えると「ダンスやバトルのシーン…CGだよね?」というところがたくさんありました。
特に猫を使っているところはアニメっぽくもあり、あえてそうしているのかもしれません。
高所から落としたりするのが、もし本物に見えたとしたら、苦情が来て面倒くさそうです。
しかし、猫をたくさん飼っている我が家からすると、CGでも設定でも、少しかわいそうに感じました。
・リュック型のキャリーを背負って、そんなに揺らさないでほしい。
・たとえ設定でも、上から落とすなんて…。
・キャリーが割られても驚かず、逃げないって不自然かも。
・ご飯はあげていたけど、トイレはどうしているんだろう。
・こんな風にファッション的に猫を連れ歩く人が出てきたら嫌だなぁ。
結局「にゃんこを都合よくアクセサリー的に使わないで〜」というモヤモヤはありました。
私も大人なので、その辺はある程度覚悟して見ましたし、なんとか許容しましたが、猫愛の強い方は許せないレベルかもしれません。
猫の扱いが猛烈に気になって、物語に集中できない可能性があるので、心配な方はご注意ください。
そもそも、猫ってこの映画に必要だったのか? 何か活躍したのか? いなくても良かったのでは? などなど、私も猫に関しては考えが尽きません。
客寄せパンダ的なものはなくても、ストーリーは充分面白いのに、どうして出した? という疑問がうっすら残っています。
次回作に猫が出てこないことを、ただただ願いたいと思います。
もし出たら見に行かないかも…ですね。