【Prime Video】『マッドマックス2』(1981)ゴールデン・ユースが好きです

シリーズの中でも非常に評価の高い今作。

たしかに面白い!

1981年の公開当時に見た少年たちは痺れたでしょうね。

夫などもそうみたいで、1と2が好きなようです。私は一気に見たので4が一番狂っていて好きかな。

あらすじ

3年前まで追跡専門の警官をしていたマッド・マックス(メル・ギブソン)は妻子を殺されその復讐をとげてからは、何の望みもない日々を送っていた。

しかし、暴走族の勢力は以前より増し、ガソリンを奪い合う熾烈な戦いがあちこちで展開されていた。

それというのも、中東の産油地帯が戦争によって潰滅し、石油パニックに陥っていたからだ。

スーパーチャージャーV8インターセプターを愛用する彼を早速狙う者がいた。

暴走族のリーダー、ウェズ(ヴァーノン・ウェルズ)で、死闘を展開するが、ウェズは降参してその場を去る。

やがてマックスは、ジャイロコプターに似た不思議な乗り物に乗るジャイロ・キャプテン(ブルース・スペンス)という男と出会う。

彼の案内で何千ガロンものガソリンが貯蔵されている所に行ったマックスは、そこですでに待ちかまえていたウェズらの攻撃にあう。

その場を逃れたマックスは、翌朝精油所から走り出た4台の車が襲われたのを逆に利用して精油所の中に入り込んだ。

中に陣どっている暴走族のリーダー、パッパガーロ(マイク・プレストン)がマックスを放り出そうとするが、そこに巨漢ヒューマンガス(ケル・ニルソン)の一団が攻めてくる。

その夜、野性的な目をもつ少年(エミール・ミンティ)の力をかりてヒューマンガスの一団の目を盗み、昼間に捕えておいたジャイロ・キャプテンの許にゆき、彼のジャイロコプターに乗ったマックスは、燃料をつめ、見事、精油所へ突入、大活躍をみせる。

しかし、ヒューマンガスを伴って執拗に追跡してくるウェズ。数度の危機も、空からのキャプテンの援助などで奮起し遂にウェスらを倒すのだった。

『映画.com』より引用

感想(ネタバレ含む)

この世紀末的世界観が珍しく見えないのは、この映画の後に影響を受けた作品が多く作られたからだと言えます。

文化的価値の高い、ここ数十年の最重要作品です。

とにかく、敵のヒューマンガス一味のキャラクター造形が素晴らしく魅力的。

(それと比べて精製所のパッパガーロたちが、こう言っては申し訳ないのですが、今ひとつパッとしない感じに見えてしまいます。)

私が好きなキャラクターはウェズ…の後ろに乗ったゴールデン・ユース(笑)

言葉は発せず、なぜか非常に暗い顔をしてウェズのバイクの後ろに乗っています。

金髪の少年で、とにかくミステリアス。

ウェズが腕に刺さった矢を抜く時の、ゴールデン・ユースの複雑な表情がたまりません。

彼はウェズの拾ってきた孤児という設定らしく、ずっとウェズの恋人だと思っていた私には意外でした。

字幕では「愛人」となっていたので、そう思ったのですが、もしかすると、ウェズが少年を拾って、美しいから勝手に自分の所有物にしていたのかも。

あの凶暴なウェズがまともに可愛がっていたのかどうか、怪しいと疑っています。

息子のような存在だったら、父親代わりのウェズの腕に矢が刺さった時、もうちょっと騒いだり心配したりすると思うんですよね。

いろいろ想像すると可哀想になってきます。

早々に子どもの投げたブーメランに当たって死亡してしまうのもすごく悲しい。

あんな、額にパカーンって…。

検索するけれど、ゴールデン・ユースを深堀りしている人が見当たりません。

俳優さんではないらしいのですよね。

…それで、何だっけ(笑)

ゴールデン・ユースのことを書いたら力尽きてしまいました。

理屈抜きでいい作品です。8月に「午前十時の映画祭」で1と2が登場するので、ぜひ劇場に足を運びたいと思っています。