こんな上映があったなんて知らず、危うく見逃すところでした。 すでに再々アンコールされているようですが(2/9〜2/13・2/25〜3/3・3/4〜3/10)初めから期間をしっかり取って大きく宣伝した方が良かったと思います。
1969年1⽉30 ⽇、“Get Back(復活)”を掲げて集まった4人が、名盤「レット・イット・ビー」に収録される名曲の数々を、ロンドンにあるビルの屋上にてサプライズで披露した。この奇跡のライブが、巨匠ピーター・ジャクソン監督によって、時空を超えた<体験型ライブ・ビューイング・ショー>として幕を開ける。(公式サイトより引用)
IMAXは高品質デジタル映像、大迫力サラウンドシステム、大型スクリーンを体感できるというものです。映画ってそもそも高いのでプラス600円となると大きいですよね。
今回は初めからIMAX仕様です。私はありがたいことに人工関節の手術後から障害者手帳をいただいているので、いつ行っても1000円、つまりIMAX1600円なのですが、一般だと1900円(tohoシネマズ)。65分の映画で2500円て…普通の生ライブより単価が高いじゃないですか。何度も観たい人には痛いですね。
前にIMAXで観たのは「ボヘミアン・ラプソディ」で「IMAXで2回観るなら、普通で3回観た方がいいな」というのが率直な感想でした。合計7回観に行ったんですよ、馬鹿になってましたねー
ただ今回、IMAX向けに作られたものです、さてその出来栄えは…。
(やっとここから鑑賞後)
デビュー前からこの日までの経歴を駆け足で紹介し、ルーフトップ・コンサートの本編が42分、その後地下のスタジオへ降りてレコーディング、上映時間合計65分でしたが、体感的にはあっという間、20分くらいに感じました。お客様はおじさんが多めでした。
50年以上前の映像ということを忘れる画質と音で、ゲット・バックが始まると感激で目から涙が…見たことあるのに。
風よけのためにマイクにストッキングを巻きつけているとか、一旦切ったアンプをジョージがまたつけるとか、ジョンとジョージは大麻で保釈中だったため警官をスルーとか、小ネタもむいろいろとあるようです。
単にライブ演奏を映すだけではなく、音を聞いて集まってきた人々や警官とのやりとりも丹念に撮っていて、中でも警告に来た若い警官2名とアップル・コア社の時間稼ぎのようなのらりくらりとしたかわしが、まるで仕込みの寸劇のようで面白かったです。これも想定内のようですね。数日前に決めた急ごしらえのライブの割には、何台ものカメラで同時にあちこちしっかり撮ってあるし、このような楽しい映像を残してもらえたことに感謝です。
ついでに、ジョンがオノ・ヨーコと親密になっていったのが子どもの頃からどうにも理解できなかったのですが、なんだか今日少しわかったような気がしました。おとなしくて知的な黒猫のような瞳で寄り添うヨーコを見ていると、ジョンに必要とされている感じがヒシヒシと伝わってきました。なんかもう、ベッタリになってしまったのは仕方なかったんだろうな…それが男女というものですかね。
解散前にもかかわらず、殺伐とした感じはなく和気あいあいとしているように見えたのが意外で嬉しかったです。
この後、余力があったので「ウエスト・サイド・ストーリー」を観に行ってしまいました。今日は映画三昧で疲れたけど面白かったです!
それでは、また明日!