長谷川博己をはじめ、主役級の登場人物に囲まれて輝く綾瀬はるかのポテンシャル。
もう少しロマンス寄りかと想像していましたが、かなりのアクション映画で、ドレスを身にまといながら華麗な拳銃さばきを披露されていました。
・彼女のアクションが見たい
・綺麗なお衣装も見たい
・影がある役が好き
・綺麗な背中がちょっと見たい
綾瀬はるかに関する私の厳しい要求が満たされて、大変満足でした。
変わらずお綺麗なので、下世話な私はついお歳を調べてしまいましたが、2023年現在で38歳だそうです。
まだ30そこそこぐらいかと思っていたのでびっくりです。
SK-II使うと綺麗になるのかな〜と思っていたら、舞台挨拶で板尾創路さんがネタにしていたので、発想同じか…と苦笑。
ファッショも1920年代のモボ・モガの時代のため、ドレスにブーツを合わせていたり、とてもお洒落で楽しめました。
冒頭でオーダーメイドのドレスを注文するのですが(巻き尺を首にかけた、まさかの野村萬斎ぜいたく使い)、婚礼でもないのに白い生地…これは血に染まるに違いない! と想像がつきます。
撃たれても復活するし、刺されても死なないし、しぶとい小曾根百合が素敵でした。
原作はかなりの長編小説らしく、カットされた内容も多そうです。
玉ノ井というのはこの時代において、見た目カフェーの遊郭(私設)がある地域で、なぜここに百合がいるのか、女主人の協力者シシド・カフカはどのような立場にあるのか、そんな事情も気になりました。
また、佐藤二朗(やくざ)は何だったのか? 長谷川博己(弁護士)とは元々どういう関係にあったのか? 豊川悦司(細見)との出会いや別れなど、もう少し詳しく知りたいと思わせる部分が多々ありました。
まだまだ描けるものがありそうなので、前日譚的なパート2を期待したいです。
(というか、予算度外視で、前後編にでもなっていれば、もっとそれぞれのキャラクターに深みが出て、感情移入できたかも。)
長谷川博己さんも素敵な役どころで、あまりに頼りになるので、途中まで「横取りを狙っているんじゃないか」と疑ってしまいました。
ものすごい大金の秘密を握っていたので、裏切りもありかと思い、申し訳なかったです。最初から最後まで素敵でした。
清水尋也の怪演も不気味で良かったし、ジェシーくんのイメージもいつもと違っていてすごく悪そうで! アクションもさらりとこなして達者だなぁと感心するばかり。
軍側はクセの強い人が多く、味方側も古川琴音ちゃんも若いながら何か訳ありな感じで素敵でした。
何と言っても綾瀬はるかのガンアクションが素晴らしいので、エンタメ作品として劇場で楽しんでいただきたいと思います。
後からあれこれ話したくなるので、誰かと見に行くのがおすすめ!