『エイリアン ロムルス』映画感想文・本当に楽しめる娯楽作品

きっもち悪くて、面白かったです!

エイリアンシリーズは1しか見ていませんし、それもうろ覚えですが大丈夫でした。

『プリシラ』でエルビス・プレスリーの妻を演じて「ケバくなる前の十代で見初められる頃がめちゃくちゃ可愛かったケイリー・スピーニー」が主人公で頑張っていました。

こんなに銀歯のメタリックだったっけ?

あらすじ

人生の行き場を失った6人の若者たちは、廃墟と化した宇宙ステーション「ロムルス」を発見し、生きる希望を求めて探索を開始する。しかしそこで彼らを待ち受けていたのは、人間に寄生して異常な速さで進化する恐怖の生命体・エイリアンだった。その血液はすべての物質を溶かすほど強力な酸性であるため、攻撃することはできない。逃げ場のない宇宙空間で、次々と襲い来るエイリアンに翻弄され極限状態に追い詰められていく6人だったが……。

2024年製作/119分/PG12/アメリカ
原題または英題:Alien: Romulus
配給:ディズニー
劇場公開日:2024年9月6日

感想(ネタバレ含む)

実は冒頭から30分くらい? あまり興味が持てず「この先大丈夫かなぁ」と心配したのですが、ロムルスに辿り着いてからは、目まぐるしく展開し、大変面白かったです。

エイリアンの造形も、やはり元々のデザインが良いので、他の映画のクリーチャーと比べたら段違いに良かったです。

普通、正体が明らかになるまでハラハラするものの、見てしまうと少々がっかり、なことが多いのですが、圧倒的安心感で堪能することができました。

ただ、イマイチよく分からなかったのは、主人公たちが今どこにいて、どこへ行こうとしているのかということ。

ドア移動がとても多いのですが、どこのドアなのか分かりにくく、ロムルス内で移動しているのか、外部の貨物船?と行き来しているのか、判別できませんでした。

そして、仲間意識がちょっと高すぎるのではないかという疑問(笑)

ケイのすぐ後ろにもう来てるのに、ドアを開けて彼女を助けるなんて無理無理。

たびたび「助けなきゃ!」と言っていましたが、そんな無茶な…とにかく逃げて…と思ってしまうのは、観客のこちらの方がエイリアンの恐ろしさを知っているということでしょうか。

特に今回の変異した形態? 人間と融合した奴は気持ち悪かったですね。

何か意志の力を感じましたし、ちょっと夢に見そうな造形で本当に嫌でした。

家族と見たので、感想を聞いたのですが「ちょっと育つの早すぎないか?」という意見がありました。

体内に入って腹を破るまでがエイリアン1よりも随分早い、タメがない、と。

確かに怒涛の危機が訪れて、色々と詰め込みすぎた結果、成長が早くなってしまったのかもしれませんし、それもZ-01化合物の影響なのかもしれません。

ちょっと忙しい感じもしたんですよね。

冒頭の状況説明はもっと削って、エイリアンとの攻防にゆとりを持たせても良かったのではないか、とは個人的な意見です。

少しつっこみどころもありますが、それでも充分、面白かったです。

最初は頼りなさげだったレインがたくましく成長していく姿は良かったですね。

アンディとのきょうだい愛も良かったし、続編ができそうな終わり方でした。

これはロムレスシリーズとして別に作ってもいいかもしれません。

時間があれば、もう一度見直してもいいかも…なぜか元気がでますしね。

エイリアン1を見直してからもう一回見たいです。

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