『映画検閲』映画感想文・この終わり方OKですか?

盛大に寝てしまいました。

面白いのに寝てしまうこともまぁあるのですが、これは違う方で…

設定は面白そうなんだけどね

あらすじ

ビデオ・ナスティに対する論争が巻き起こっていた1980年代のイギリス。映画検閲官のイーニッドは、それが正しいことだと信じ、暴力的な映画の過激なシーンを容赦なくカットする毎日を送っている。その揺るぎない姿勢で周囲から「リトル・ミス・パーフェクト」と呼ばれている彼女だったが、ある時、とあるベテラン監督の旧作ホラー映画に登場するヒロインが、幼いころに行方不明になり、法的には死亡が認められた妹ニーナに似ていることに気が付き……。

2021年製作/84分/R15+/イギリス
原題または英題:Censor
配給:OSOREZONE
劇場公開日:2024年9月6日                             『映画.com』より引用

感想(ネタバレ含む)

後半ほとんど寝ていたので感想が書けるかどうか非常に不安です。

まず、期待値は割と高く、映画検閲官の女性がホラー映画のチェック中に行方不明の妹を見つけるというのが面白そうだと思いました。

それに「映画検閲」というのが「関心領域」みたいじゃないですか…何か本格的な印象を受けてしまったんですね。

前半、主人公イーニッドが作品を検閲するシーンが多く出てくるわけですが、それがどれも同じような肩から上のショルダーショットで、妹らしき人物をビデオ内で発見するまでに、ものすごく飽きてしまいました。

バックでは不穏な音がずっとブォォーンと鳴っていて、次第に眠くなってきました。

ようやく動きが出て、イーニッドがプロデューサーを殺害してしまった時には一瞬「おお!」と思いましたが、その辺でこの映画そのものがB級ホラーっぽいなと思ってしまい、眠気とともに急激に睡魔に襲われました。

B級なのはイーニッドが検閲しているビデオだけかと思っていたのです。

本格ホラーではなくて「あ、思っていたのと違った」という感じでした。

その後記憶があいまいですが、イーニッドは幻想と現実の区別がつかなくなり、ホラームービーの中の人になってしまったと思われます。

途中一回、大きなジャンプスケアがあったものの、それでも覚醒できず、でした。

なんやかんやあって最後、最後ですよ。

途中ちらちらと映像の乱れがあったので変だなと思っていたのですが、今までの話がまるっとホラームービーのカセットの中に収まっているというラストでした。

まさかそんなありきたりのまとめ方をするとは、驚きでした。

「うわ…こんなベタなことやっちゃうんだ…」とゾワゾワしました。全ての中で、ここが一番怖かったです。

誰この監督は!? と調べたところ、長編デビューの新進気鋭女性映画監督ということでした。なるほど。

映画.comの評価も2.5とかなり低く、これに関しては私も「珍しく世の中と意見が合った」と安堵しました。

今後に期待したいと思います。

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