THE FLASHの情報を聞いてから、せめてバットマンシリーズを見ておいた方がいいのではないかと、ティム・バートン監督の2作品、クリストファー・ノーラン監督の3作品を見ましたが、結論から言って「知らなくても楽しめます!」
そもそも、DCの過去作を見ていなければ楽しめないような作品を作るはずもないので、単体で娯楽作品として面白くできています。安心して見に行ってください。
フラッシュというヒーローは馴染みのない方もおられるかもしれませんが「超高速移動することで時空をも超える力」を持つヒーローです。
バットマン、スーパーマンと共に「ジャスティス・リーグ」というヒーローチームを組み、日夜一緒に戦っています。
雑なあらすじ
フラッシュ/バリー・アレンは子どもの頃の事件により母親を失い、心に傷を負っていた。
ある時、自分の能力を使って過去に戻り、母親の事件を未然に防ごうと思いつき、実行する。
しかしその後マルチバースに飛ばされ、18歳の自分自身と出会う。そこでは過去が違っていて、かつてスーパーマンが倒していたはずのゾッド将軍が存在し、バットマンも年老いていた。
二人のバリーとバットマン、そしてスーパーガールは、この世界でチームを組み、協力しながら敵を倒すことになる。
冒頭からアクションシーンの連続
いきなりゴッサム・シティは壊滅状態で、本当にみんなよくこんな街に住むよね、というくらい物騒な街なのですが、これが通常運転のようです。
冒頭からアクションシーンの連続で、20分くらい、何かアトラクションに乗っているようでした。
フラッシュの疾走シーンや、赤ちゃんを救う場面は前半の大きな見どころのひとつです。
冒頭だけでももう1回見たい、と思うようなワクワクする映像でした。
マルチバース!?!?
過去に戻るとか、転生とか、マルチバースなどがものすごーく面倒くさく思える私なのですが、比較的わかりやすく説明されていました。
過去に戻って何かを変えることにより、現在が変わってくる…これは当然ですが、戻った地点Xで変えたことが、そこから手前だけではなく、それより前の過去までも変えてしまい、全く違う世界線を作ってしまうのがポイントです。
早い話が「過去を変えたら何もかも変わる」のです。バリーは母親への慕情のあまり、実はとんでもないことをやってしまったわけですね。
ですから、現在のバリーと18歳のバリーの性格が全然違っていることも納得できました。現在のバリーは心に傷を持ち、内気で真面目な人物。
18歳のバリーはずっと優しい母親が存在していて、呑気で少しチャラチャラした青年に成長しています。
バットマンが屈指の活躍!
歴代のバットマンで、特にティム・バートン版のバットマンが好きな私は、マイケル・キートン演じるバットマンが活躍したことが、とても嬉しかったです。
年をとってはいましたが、バットスーツを着ればやはりカッコいい…本当にしびれました。
正直なところ、クリストファー・ノーランのダークナイト三部作は、バットマンが少し微妙な気がしていました。
声とか絶対おかしいし、二作目のヒース・レジャーが良すぎて影が薄いし…ですから、マイケル・キートン版バットマンの復活は私的には大変うれしいものでした。
おわりに
なんだか妙に期待値が高くて、前々から気になっていた作品なので、初日に鑑賞しましたが、期待を裏切らない超娯楽作品に仕上がっていました。
しいて見てから鑑賞するならマイケル・キートンがバットマンを演じた「バットマン」「バットマン・リターンズ」でしょうか。
ティム・バートン監督の異形への愛が炸裂した作品なので、変態っぽいところが最高です(笑)
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