洋画、邦画と分けようかと思いましたが、全体的に洋画が良かったので、バランスを取ったりせずに、全部ひっくるめて素直に選びました。↓『苦い涙』を入れ忘れてしまいました。
珍しく2回観た映画。仕掛けがものすごく多くて、面白くて仕方ありませんでした。
ケイト・ブランシェットの怪演も素晴らしくて最高でした。
直後に感想を書いたこの時にはわかりませんでしたが、後から「恋愛の別れを描いた」と監督が話しているのを耳にして、もしそうなら…ものすごく苦しい話ではないか! と衝撃を受けました。
心があまり感じられなくて、あまり得意ではなかったスピルバーグでしたが、この映画は良かったです。ラストが素敵で、スピルバーグを見直しました(いまさらですが)。
苦しいお話なのですが、傷ついた登場人物たちが癒やしへの道を踏み出すラストがとにかく泣けました。
あまり説明ができないのですが、この空気感、エモさがたまらないです。一点だけ未消化の部分があり、課題になっています。
観た瞬間から今年10位に入る! と確信した作品。制約の中での監督の執念がとにかくすごくて、心打たれます。お元気で新作を作り続けてほしいと思います。
久しぶりのアキ・カウリスマキをしっかりと堪能させていただきました。引退宣言から戻ってきてくださり、本当に嬉しいです。大人の童話のような、素敵な映画です。
ファスビンダー監督は『私がやりました』と2作入れました。この方の感覚がものすごく性に合うというか、面白く感じるのです。
才能がありながらも、生きづらさを抱えた人嫌いの主人公。不器用さに共感し、再生していく姿に元気をもらいました。とても楽しい苦しい!? 作品です。
完全コメディでずっとニヤニヤが止まりませんでした。登場人物のキャラがどなたも強烈で、楽しい楽しい! ラストの大団円も「そうなるんだ!」と最後まで笑わせてもらいました。
2023年は劇場で105本鑑賞しました。これ以上は難しいかなと思いますが、来年もできるだけ観たいと思います。
一年間ありがとうございました。来年もどうぞよろしくお願いします。